南北首脳が、境界線を手を握り超える・・・
世相を斬る!
ぶった斬りオヤジ侍、参上!
◆北朝鮮と韓国の南北首脳会談が
韓国側の平和の家で10年半年ぶりに開催された。
両首脳は終始、にこやかな笑顔で
仲良く手を取り合って、境界線をお互いに
越え合った。
◆金正恩氏は
「軍事境界線は、高くも無いし簡単に越えられたが
ここに来るまで11年もかかってしまった。」
文在寅大統領は
「金正恩氏が、ボーダーを超えた瞬間に
ここは平和を象徴する場所になった。
朝鮮半島に春が来た。」
と、手放しの友好ムード一色、、
◆平和、友好ムードが高まるのは良いことだ。
また、確かに北朝鮮のトップが軍事境界線を
徒歩で超えたのは「歴史的な瞬間」ではある。
但し、問題は「会談の中身」である。
最大の焦点である
【非核化】は、板門店共同声明に「文言」としては
入ったものの
「朝鮮半島全体の非核化」という言葉であり
北朝鮮が無条件に核とミサイルを放棄する、
という意思表示は微塵もない。
※実際その意思もないだろうし・・・
また、核放棄に対する「具体的なスケジュール」に
関する言及も一言もない。
まあ、これは「アメリカ・トランプ大統領」との
米朝会談に、お預けの格好なのだろう。
日本としては「拉致問題」に関する話し合い
言及が一言もないところは、気がかりだ。
◆もっと言えば、金正恩将軍様は
天才的な「役者」じゃないか?と感じたね。
なぜって、
つい数か月前まで
「ソウルを火の海にする」
「アメリカ帝国を崩壊させる」
と息巻いていたのに
今回は、世界に、向けて
まるで「世界に平和をもたらす平和の使者」ヅラ
しているからだ。
どこまで本気で「核を完全放棄」するつもりなのか、
それとも「核を放棄」した格好だけで
経済制裁の解除や経済支援を取り付けるつもり
なのか、本当の腹は分からない・・・
◆金正恩の笑顔の「微笑み外交」に惑わされず
国際社会は「核の放棄」を徹底検証することが
必要だ。
アメリカのトランプ大統領とその取り巻きの
外交手腕が試される番だが、果たして大丈夫か?
日本は、蚊帳の外だが、米朝会談後に
チャンスを捉え、日朝首脳会談を実現し
「日本人拉致者」の全員帰国と
「核・ミサイル廃棄」への道筋に
コミット出来る様に、今こそ日本外交は
全精力を上げる時だ。
森、加計、セクハラ、など愚にもつかない
問題を処理しきれないと「国際社会」から
置いてけぼりを食らってしまう・・・
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